アウディ
V6のオイル漏れ
無視せず直せ!


アウディのA4,A6などのV6 FSI。
ディーラー認定中古車。オイルが減るのでディーラーの保障期間に修理依頼をしたが、減るのは仕方ないといわれたらしい。漏れに関しても「これくらいは許容範囲」と言われたらしい。酷い話だ。

FSIのV6はタペットカバー、エンジン後ろにある左右のチェーンカバー、オイルフィルターケースのガスケットからそれぞれ漏れる。 アンダーカバーにオイルイが滴っている場合、エンジンを上から見て、ミッションの真上が濡れていればフィルターケース確定、真上が濡れていない場合はタペットかチェーンカバーということになる。基本的に漏れの類は上から直すのがセオリー、セロリーなので上から見ると、この車の場合はミッションの真上にオイルが乗っていた。躊躇なくインマニを降ろして点検。

オイルフィルターケースも外して清掃。

反対から。とにかく清掃。三本で留まっているが、うち一本は長いスタッドボルトなので上に抜くことは不可能。外す際にこのスタッドのせいで苦労する。この場合、右側のEGR配管を外すと良い。

外されたフィルターケース。なんか間抜け。

裏側(エンジンに付く方)。
ここにガスケットが入る。

これが交換するガスケット。
三万キロも走れば硬化が始まり漏れてくる。
さあ!交換して折り返そう!
とおもったあなたは失敗する。なぜか?

よ〜〜〜〜くガスケットが入る部分を見てみる。

わかるかな

取り付けボルトが入るカラー。位置が違う。この場合だと右の方が若干出ている。つまりはここが均等になっていない事が多い。コンマ何ミリなんだが、ここを修正しないとフィルターケースはボルトを締めても均等にエンジンと密着せず、あまり長持ちしない修理となってしまう。カラーの位置を修正、もしくはカラーを抜いて研磨して調整すること。


汚れたオイルはスラッジを多く含んでいます。その汚いオイルがガスケットを抜けていくことでガスケットの炭化、硬化を促進させます。このような上質で適正なオイルを小まめに交換することが悪化させない秘訣です。




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