イグナイターは
必ず交換すること!


帝王号は24年目。
昨日、通算三回目のイグナイター交換をした。加速初期の失火、負圧領域から正圧へ切り替わる付近で失火の症状がでてきたので交換した。


ワーゲンアウディで使われているこんな形のイグナイター(タイミングモジュール、イグニッションモジュールとも呼ばれる)は必ず劣化し壊れる。
初代A8はV8なのでこれを二個使っている。


イグナイターは電圧のオンオフを繰り返しているが、熱を持つパーツなのでエアクリーナーケースの取り付けベースに熱電導グリスを塗布してから取り付けすることになっている。放熱させないと寿命が短くなる。 

イグナイターは精密機械であり内部はビックリするくらいの細い線が1気筒につき一本(!)使われていて、それが半田で点付けされている。4気筒であれば四本。


内部はゼリー状で覆われているものの、熱収縮や振動などでいつかその半田がはがれる。

劣化してくるとコンデンサーの劣化と接点がはがれていきて抵抗が大きくなり、要求電圧が増える高負荷時に失火する。速度に関係なく、アクセル一定から少し深く踏み込むような場面(勾配など)で失火の症状が出る。




これが本物のボッシュ製のイグナイター。

必ずボッシュ製品を使うこと。マイレなど社外は絶対にダメ。出力が違うんじゃないか?というくらい新品状態でもアクセルのツキが違う。ボッシュ以外はウンコだと思って結構。取り付け方に間違いがなければ10年は普通に活躍する。当然劣化はするが。

このイグナイター、なぜかほとんどが二番が失火する。訳ワカメだ。 

失火のない場合でも10年以上経過している場合は交換すること。間違いなくレスポンスも燃費も良くなる。これホント。


イグナイターの品番
 4D0905351
です。




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