2023
エンジン再構築後のタービン選定

エンジンのフルオーバーホール(鍛造化)が終わっても白煙は消えず(笑)。  もちろんバルブガイドの点検測定、ステムシール交換などのヘッドOHも行っていて、腰下も新品パーツで作業しています。 PCV経路も問題なくて白煙症状の出方もOH前と変わらず。 始動直後は出ず、2〜3分後に白煙発生。 しばらく走行すると出なくなり、加速時やブースト時にも出ません。 暖気後にエンジン停止、数分後の再始動時にまた白煙が出ますが、それが出切ってしまうとまた症状が収まる状態。
もうこれはタービンではないか? ということでタービンをOH、または交換することに。

本当はOHが良かったのです。 なぜならフルコンのセッティング変更がほぼ不要。 しかし、このタービンをヤフオクで見てしまって「これを取付けるのだ・・・」という悪魔の囁きが。 で、落札したのが上のタービンです。新品未使用ということでしたが、青タグがないので絶対に新品はないだろうという確信の上で落札。出品者さんには悪意も何もありません。 未使用であれば別に良いいんです。


手元に来たわけですが、如何せん謎の多いタービンです。 これは油冷(水冷ジャケット無し)のKKKのK26。 
ということは80年代のアウディ200、またはポルシェ用ということになります。 しかしこれは排気径が約57mmあります。 通常の6番エキゾーストだと40mm台だったはず。 それで調べてみたらなんと 【RUF CTR】 用の補修用という事が判明。 ちなみにですが、これが水冷ジャケット付きであればほぼ「RS2タービン」になります。スペック的に同じですのでこれは面白そうです。設計が滅茶苦茶に古いという懸念はありますが・・・・。


「新品未使用」という事でしたが、これはタグがなく間違いなく「新品」ではなかったので、手元に商品が届いてから出品者さんに質問。 返答は「リビルド」という事と、やはりRUF用ということ。 出品者さんが保管して年数もそれなりに経過していたようです。 私はどちらにしても「リビルド」や「OH済み」というものは全く信用していません。保証が付いているものは別ですが。 今回はもちろん保証なんてないですし、年数も経過しているということでOHを決行。 もちろんココです。



(株)昭和さんです。
 ここは私が某トラック整備をしていた時にお世話になったことがあり、整備関連の冊子の広告でもお馴染みでした。タービンを手にした達人の浅野さん(故・浅野幸夫さん)が印象的な広告でした。


昭和さんへ送られた「インチキRS2タービン」は早速分解されました。
私が少し心配していたのはKKKのタービンは偽物が存在しているという点。 だってRUFのタービンが10万以下なんて信じられなかったので。 ハウジングなんて鋳物なので偽造できるんです。 それと、出品者さんには申し訳ないが本当にオーバーホール済みなのか?という点と オーバーホールしてあったとして使っているパーツがコピー品だったりすると内部を加工してしまったりするのでオーバーホール自体が出来なくなるそうです。 

右の皿が外したパーツ。 左が新品純正パーツ。

SHOWAさんの見解では・・・・
★タービンは本物
★点検の結果はオーバーホールは済んでいる

しかし、年数経過と良くない保管状態によって内部に錆、メタル(ベアリング)に至っては変色も見られたので、再オーバーホールは必須とのこと。 


ちなみにスラストベアリングは強化品が入っていましたが、これも新品交換。 この時点でおそらくRUF用ということも信憑性があります。 強化ということは944などのK26のブースト上限は無視して良さそうです。あとはオイルに依存ですがこれは仕方ないです。


シャフトとブレードはバランス取りがされます。


修正前。


修正後。
これで充分なのですが・・・・。


コアASSY(組付けた状態)で測定。 

最終的にこんな感じです。 新品以上の精度かと思います。
このコアASSYでの測定では実際にエアでタービンを回しますが、この時に当然オイルも回しますのでオイル漏れなどのチェックもされます。


その時の動画はココのYouTubeでアップしていますので、暇なときに御覧ください。音量注意です。



帰ってきたタービン。
上記のような純正パーツを使った完全な作業行程と技術、保証もついてるのも納得です。 ステッカーも入ってました。料金含めて大大大満足です。


ちなみにですが、メタルタービンは油圧がかかってない状態でココは触ったらダメです。 油圧がかかってない状態で触るなということは絶対触るなということです。油圧がかかってる状態というのは回ってますので指なくなります(笑) ガタを点検する時も軽く動かす程度にし、絶対に指で回したりしないでください。





以下はおまけ

これは1997 MTM A4 GTR(286HP)です。 


それでこれが帝王号です。 マニホールドもウエストゲートも全く同じです。 


タービンは同じK24ですが、帝王号のK24は通勤に合わせて小さいものを使っています。 ブレードだけ風量300PS(IHI製)のものに変えてあります。
ここからコンプレッサー側もタービン側も大きいK26に変更します。K26は以前にも取り付けたことはあったのですが、それは無理やり制御していた追加インジェクター時代でした。フルコン、完全なエキゾーストシステムでは今回が初です。 期待してるのはパワーではなく音です。


取り付けたら再度アップします。











トップページを表示するにはココをクリックしてください




薄毛に悩むすべての方に見ていただきたいサイト。
私もそうだったのですがAGAであれば治ります。