BMWのクリーンディーゼルは自力で直せコノ!

お金がないのに無理してBMW X3dを買ってしまった友人G。 「輸入車のディーゼルは買うなよ」とあれだけ言ったのに・・・。まだ走行15000qだから、しばらくは大丈夫だろうと私の忠告を無視して買ってしまったのでした。購入して3ヶ月目、走行距離20100Kmで故障発生。症状としてはエンスト、ドライブトレイン警告、そこからの始動不良。

いきなり外してるが、これはEGRバルブ。短距離ばかり走る、通勤で信号の多い街中ばかりの走行、渋滞を食らう、一度の走行距離が1時間以内、時々しか速度を上げて走らない・・・こんな運転を繰り返すとすぐにこのEGRが固着する。逆に言えばこんな運転をする頻度が多い方は輸入車のディーゼルは買ってはいけない。

今回の友人Gの車の場合もEGRの固着。画像では閉まっているが、実際は開きっぱなしだった。これによって吸入空気量が狂ってしまい、エアフロが壊れたような状態になる。煤だらけは仕方ないにしてもロッド部分が煤だらけってことは動きがほとんど無かったということ。

もう真っ黒過ぎて画像を綺麗に撮れなかった。ディーラーではEGRを交換する。が!こんなの交換したってまた同じ事になるだけ。 構造上、どうしようもない部分。再発覚悟で交換しますか?そんなにお金に余裕があるならタイヤを買うか軽油を満タンにして家族でドライブにでも行ってお金を使ってください。


慣れればEGRの固着修理は簡単。EGRの原理なんてどうでもよく、EGRバルブがどうやって動いているかを理解すればよいだけ。ディーラーに外注に出そうとしている整備士さん!諦めないで!!



まずはバルブを外そう。EGRバルブ本体はトルクス2本、E型トルクス1本で留まっている。



邪魔なのはクーラントホース。これが手間に1本、奥に1本。カシメのバンドで留まっているので壊して外す。取り付ける時は締め込み式のホースバンドに変えた方がいい。

奥のホースを外すのが一番難しいというか面倒かも。今回の作業で一番面倒なトコ。EGRバルブのガスケットはOリング。単なるゴム製品ではなく再使用しても問題ない。バルブ本体は捻って上へ抜く。


で、ここで問題が発生するはず。バルブが上のヘッドカバー付近のプラスチック部分と干渉する。 

ここで諦めてクーラー自体を外す? ま、こんなのはバルブ側ではなく、ヘッド側を削ってしまえばいいです。クーラーなんて外す必要はありません。


何やかんやでバルブは外れるはずです。それではキャブクリーナーを買ってきて。それ吹きかけて放置。30分くらい、プレステでもやってて。

放置したらウエスで拭いて、歯ブラシでこすって、それでまたキャブクリーナーを吹きかける。もうしつこいくらい。

裏面のこの部分はツメで留まっているだけのカバーをずらして外す。するとこうなる。ここを手で動かすとバルブが開く。開いた状態にして何かドライバーでもバルブに噛ませて、開いた状態のロッドを入念にキャブクリーナーで清掃する。ここが重要。


これが重要で手で簡単にシャカシャカ動くようになれば大丈夫。これで元に戻せばOK。




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